FXにおけるマーチンゲール手法とは?ロットとpipsで徹底解説

「マーチンゲール手法ってFXでも使えるの?」「リスクはどれくらいあるの?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。

FXにおけるマーチンゲール手法の仕組みをロット(Lot)とpipsの観点から初心者にもわかりやすく解説します。メリットだけでなくリスクや注意点も取り上げていますので、導入を検討している方はぜひ参考にしてください。

マーチンゲール手法とは?(FX版)

マーチンゲール手法とは、損失が出るたびにロット(取引量)を倍にすることで、最終的に1回の勝利で過去の損失をすべて取り戻し、初回と同じ利益を得るという戦略です。

10pips利益狙いのシナリオ例

例えば、1回のトレードで10pipsの利益を狙う場合のマーチンゲールは以下のようになります:

回数 ロット数 獲得pips 損益(円) 累計損益
1回目 0.1Lot(1000通貨) -10pips -1,000円 -1,000円
2回目 0.2Lot -10pips -2,000円 -3,000円
3回目 0.4Lot +10pips +4,000円 +1,000円

このように、最終的に勝てばすべての損失を回収し、最初の利益(この例では1,000円)が得られる仕組みです。

よくある疑問・Q&A

Q1 初心者がマーチンゲールを使っても大丈夫?
A1 資金管理の知識がない初心者にはおすすめできません。ロットが急激に増えるため、数回の連敗で証拠金が尽きる危険があります。
Q2 連敗が続くとどうなる?
A2 ロットは「0.1→0.2→0.4→0.8→1.6...」と倍増していくため、6連敗で6.4Lotに到達。資金に余裕がないと強制ロスカットされる可能性が高まります。
Q3 有利な相場状況はある?
A3 狭いレンジ相場や一定の戻りが見込める場面では有効なケースもありますが、トレンド相場には非常に弱いです。
Q4 自動売買(EA)でマーチンゲールを使っている人もいる?
A4 はい、EAで活用する例もあります。ただし長期での運用リスクは高く、大暴落時などに破綻するリスクもあります。
Q5 リスクを抑える方法は?
A5 損切り幅を設定したり、最大ロットの上限を決める、資金量に応じて段階的にロットを調整するなどの方法が有効です。

まとめ

マーチンゲール手法は、理論上は「一度勝てば取り返せる」戦略ですが、連敗時のリスクは非常に高いです。FXでは特に、レバレッジや証拠金管理が重要になるため、無計画な使用は非常に危険です。

初心者のうちは、まずはリスクの少ない手法で経験を積み、デモ口座などでマーチンゲールを試してから判断するのがよいでしょう。

「勝つこと」よりも「負けをコントロールすること」がFXでは最も重要です。

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