「マーチンゲール手法ってFXでも使えるの?」「リスクはどれくらいあるの?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。
FXにおけるマーチンゲール手法の仕組みをロット(Lot)とpipsの観点から初心者にもわかりやすく解説します。メリットだけでなくリスクや注意点も取り上げていますので、導入を検討している方はぜひ参考にしてください。
マーチンゲール手法とは、損失が出るたびにロット(取引量)を倍にすることで、最終的に1回の勝利で過去の損失をすべて取り戻し、初回と同じ利益を得るという戦略です。
例えば、1回のトレードで10pipsの利益を狙う場合のマーチンゲールは以下のようになります:
| 回数 | ロット数 | 獲得pips | 損益(円) | 累計損益 |
|---|---|---|---|---|
| 1回目 | 0.1Lot(1000通貨) | -10pips | -1,000円 | -1,000円 |
| 2回目 | 0.2Lot | -10pips | -2,000円 | -3,000円 |
| 3回目 | 0.4Lot | +10pips | +4,000円 | +1,000円 |
このように、最終的に勝てばすべての損失を回収し、最初の利益(この例では1,000円)が得られる仕組みです。
マーチンゲール手法は、理論上は「一度勝てば取り返せる」戦略ですが、連敗時のリスクは非常に高いです。FXでは特に、レバレッジや証拠金管理が重要になるため、無計画な使用は非常に危険です。
初心者のうちは、まずはリスクの少ない手法で経験を積み、デモ口座などでマーチンゲールを試してから判断するのがよいでしょう。
「勝つこと」よりも「負けをコントロールすること」がFXでは最も重要です。